【企画展】戦後80年 真継不二夫作品展「海軍兵学校」
令和7年度 福島市写真美術館 企画展
戦後80年 真継不二夫作品展「海軍兵学校」
フリーのカメラマンとして活躍していた真継不二夫が、太平洋戦争中の1942(昭和17)年から1945(昭和20)年の間、海軍特別報道班員として広島県・江田島の海軍兵学校を撮影した作品。
青春真っ盛りの彼らは写真の中で屈託のない笑顔を見せていますが、特別攻撃隊として常に死の覚悟を抱いていた胸のうちは量り知れないものがあり、戦後80年を迎える現在でも、褪せることのない様々な思いを感じさせます。
概要
【会 期】令和7年7月19日(土) ~ 8月17日(日)
【時 間】午前9時 ~ 午後4時30分 (入館は午後4時まで)
【会 場】花の写真館(福島市写真美術館) 1階 展示室1・2・3・4
【観覧料】一般 300円 高校生以下 100円 ※未就学児無料
※敷地内駐車場が満車の際は、保健福祉センター 第2駐車場をご利用ください。
また、駐車台数に限りがございますので、乗合せか公共交通機関等のご利用にご協力ください。
真継 不二夫(まつぎ ふじお)プロフィール
1903 年京都府亀岡市生まれ。本名は藤三郎。
独学で写真を学び、日本光画協会に参画。写真雑誌の月例や懸賞、写真美術展への出展などで多くの賞を獲得。
1931 年、婦女界社写真部長に就任。1935 年フリーランスのカメラマンに転身。
1942 年より海軍特別報道班員として海軍予備学生、海兵団等を撮影・取材。
戦後は造形的なヌード表現で高く評価され、アマチュア写真の指導にも携わった。
1984 年逝去。
【写真集・著書】
『芸術写真作画の実際』(玄光社、1933 年)、『ライカ撮影全集』(玄光社、1938 年)、『女を写す』(玄光社、1939 年)、『報道写真への道』(玄光社、1942 年)、『海軍兵学校』(番長書房、1943 年)、『美の生態』(大泉書店、1948 年)、『美の生態Ⅱ』(双芸社、1950 年)、『ああ江田島海軍兵学校』(大泉書店、1964 年)、『学徒出陣―海軍予備学生の記録』(朝日新聞社、1966 年)、『海軍特別攻撃隊の遺書』(KK ベストセラーズ、1971 年)ほか。
ギャラリートーク
【日程】7月20日(日)
※時間や申し込み方法など、決まり次第掲載いたします。